ダイアナについて詳しく知らないけど、映画を楽しめるかな?
結論、ダイアナについての知識がゼロだと、あまり楽しめないでしょう。『スペンサー ダイアナの決意』はフィクション映画ですが、事実に基づいて作られています。今作を見てもダイアナの歴史や背景はわかりません。
そのため、
- なんでダイアナはこんなに苦しんでいるの?
- ダイアナと登場人物との関係は?
最低限、上記の内容を押さえておく必要があります。
ダイアナについて何も知らない状態で映画を見てしまった後でも、この記事を読むことで「あ、そういうことだったんだ!」と振り返りができる内容になっています。
それでは本編へどうぞ!
ダイアナを知らないと楽しめない?映画を見る前に押さえておきたい基本情報6項目
今作をみてもダイアナの歴史や背景はわかりません。最低限、以下の6項目を押さえておくことで、より楽しめることでしょう。
- タイトルの『スペンサー』の意味は?
- 車でどこに移動していたの?
- 時系列でどのあたりのお話?
- ダイアナとチャールズ皇太子の仲は冷え切っていた?
- トイレで吐くシーンが多い理由とは?
- ダイアナは精神的に不安定だった?
1|タイトルの「スペンサー」の意味は?
→ダイアナの名字です。「ダイアナ・フランセス・スペンサー」という名前から映画タイトルをつけたのだと考えられます。
1961年7月1日ノーフォーク州サンドリンガムのパークハウスで生まれ、ダイアナ・フランセス・スペンサーと名付けられる。
ドキュメンタリー映画:プリンセス・ダイアナ公式ホームページより
2|車でどこに移動していたの?
映画の冒頭で、ダイアナが車を運転して、どこかに向かっているシーンがあります。一体どこに向かっていたのでしょうか?
答えは、サンドリンガム・ハウスです。
故エリザベス女王の私邸です。ロイヤルファミリーはクリスマスをサンドリンガム・ハウスで過ごすことが恒例になっています。
本作はクリスマスイブ、クリスマス、ボクシング・デーの3日間の物語となっています。
ちなみに、ダイアナが生活していたケンジントン宮殿から車で2時間半かかります。
3|時系列でどのあたり?
→「スペンサーダイアナの決意」は1991年クリスマスの物語です。12月24日〜12月26日の3日間を描いています。
1992年12月にダイアナとチャールズ皇太子の別居が公式に発表。
1981年2月に結婚。
1996年8月に離婚されています。
ダイアナとチャールズ皇太子の別居について、
当時のジョン・メージャー英首相が、夫妻の別居を公式発表するほどの出来事だった。
COSMOPOLITAN
公式に発表ということは、それ以前から別居していたということになりますね。実際に1987年頃からダイアナとチャールズ皇太子は別居生活が常態化していました。参考→https://diana-movie.com/#
4|ダイアナとチャールズ皇太子の仲は冷え切っていた?
先ほどの時系列の章でもお分かりだと思いますが、夫婦仲はすでに冷え切っていることが考えられます。実際に、作中で夫のチャールズ皇太子とあまり仲がよくなさそうな描写があります。夫婦なのに何で?と思われた方もいるのでは。
その理由は、
チャールズ皇太子とカミラ妃の不倫が大きな原因
です。
作中でも「ある女性」や「真珠のネックレス」を気にしているシーンがありますが、全てチャールズ皇太子の不倫が関わっていたのです。
5|トイレで吐くシーンが多い理由とは?
ダイアナは神経性過食症に悩まされていました。
参考→神経性過食症とは?
(インタビュー動画より)
神経性過食症になったと報道されましたね。それは本当ですか?
はい、本当です。私は何年もの間、神経性過食症でした
6|精神的に不安定だった?
- 夫婦関係
- 王室の抑圧
- 常にカメラを向けられている生活
夫婦関係は冷え切っているのにメディアの前ではおしどり夫婦を演じなければなりません。
自分の考え通りに動けない。王室・メディアから制限された生活を余儀なくされる。ダイアナは私たちには想像もできないプレッシャーや苦悩を感じていたはずです。
その時の自分の心境で、感想が大きく変わる映画です
- 人間関係
- 仕事
- SNS
プレッシャーや、何かに縛られながら生きている人に響く映画になっています。
本当の自分を押さえなきゃ上手くいかないこと、たくさんありますよね。
ダイアナの生き方に勇気をもらえる方も多いのではないでしょうか。
心を許せる大事な人が1人でもいるなら幸せ
精神的に追い詰められていたダイアナにも唯一、心を許せる理解者がいました。マギーという衣装係です。
- ダイアナが本音で話し合える
- ダイアナの内面を理解してくれている
マギーがいてくれるおかげで、ダイアナは自分を保っていられていました。
困った時に相談できる。「あの人」がいてくれるおかげで安心できる。あなたにもそんな人がいるのなら、この先もずっと大切にしてあげてください。
今回もご愛読ありがとうございました。
それではまた。
あなたにとって今日が素晴らしい1日になりますように。
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